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2018年の立会外分売を振り返ってみる。勝率や平均騰落率は?最も儲かった銘柄と損した銘柄は?

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クロスフォーを最後に2018年に実施された立会外分売の結果が全て出揃いました。そこで、2018年のデータをまとめてみます。

2018年は、2017年とは一転して市場環境は悪かったです。特に立会外分売を実施することの多い中小型株のパフォーマンスは非常に悪く、12月21日時点でマザーズ指数は前年比で30%以上下落しています。そのような中で立会外分売の成績はどうだったのか確認してみます。

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2018年の立会外分売まとめ

2018年に発表された立会外分売は136件あり、うち7件が中止となったので実施されたのは129件でした。

立会外分売実施日の始値が分売価格を上回ったケースは90件(勝率69.8%)、平均騰落率は+1.1%でした。

ちなみに立会外分売実施日の終値と比較すると、勝率63.6%、平均騰落率は+1.3%でした。

始値で売って儲かったランキング

立会外分売で当選した株をその日の始値で売って儲かった銘柄上位

銘柄分売価格始値騰落率
ユークス585円638円+9.1%
Orchestra Holdings
776円840円+8.2%
博展1,416円1,518円+7.2%
北興化学工業561円590円+5.2%
ノムラシステムコーポレーション1,170円1,230
+5.1%

始値で売って損したランキング

立会外分売で当選した株をその日の始値で売って損した銘柄上位

銘柄分売価格始値騰落率
地域新聞社3,084円2,821円-8.5%
清和中央ホールディングス5,635円5,310円-5.8%
セコム上信越4,018円3,820円-4.9%
オリバー2,151円2,060円-4.2%
テラスカイ2,868円2,756円-3.9%

最後に

2018年の立会外分売の結果は、市場環境は悪かったですが、勝率は7割近くあり、平均騰落率も1%を超えているのでまずまずだったと思います。ただ、12月に立会外分売を実施した12銘柄のうち、実に8銘柄が、分売価格よりも当日の始値が下回る結果となっており、来年に向けては不安があります。

また、東証1部への昇格を目指して立会外分売を実施する企業も多いですが、今年に関してはそのような企業を中長期で保有しても多くの場合報われていないとみられます。そのため、昇格期待投資を行っているプレイヤーがどうしていくのか気になるところです。

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