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2019年の立会外分売を振り返ってみる。勝率や平均騰落率は?最も儲かった銘柄と損した銘柄は?

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ピーバンドットコムを最後に2019年に実施された立会外分売の結果が全て出揃いました。そこで、2019年のデータをまとめてみます。

2019年は、2018年とは一転して市場環境は良く、日経平均株価は前年比で18%以上上昇しました。そのような中で立会外分売の成績はどうだったのか確認してみます。

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2019年の立会外分売まとめ

2019年は2件の中止がありましたが、年間で106件の立会外分売が実施されました。2018年は年間で129件の立会外分売の実施があったので、2割近く減少しました。

106件の立会外分売うち、立会外分売実施日の始値が分売価格を上回ったケースは90件(勝率84.9%)、平均騰落率は+1.6%でした。

ちなみに立会外分売実施日の終値と比較すると、勝率80.1%、平均騰落率は+2.1%でした。そのため、2018年も同様でしたが、始値で売るよりは終値で売る方がお得です。

2019年の貸借銘柄の立会外分売結果

貸借銘柄(売り禁は含まず)の立会外分売は29件あり、そのうち立会外分売実施日の始値が発分売価格を上回ったケースは26件(勝率は89.6%)、平均騰落率は+3.1%でした。

2019年の信用銘柄の立会外分売結果

信用銘柄(売り禁の貸借銘柄は含む)の立会外分売は77件あり、そのうち立会外分売実施日の始値が発分売価格を上回ったケースは64件(勝率は83.1%)、平均騰落率は+1.3%でした。

始値で売って儲かったランキング

立会外分売で当選した株をその日の始値で売って儲かった銘柄上位

銘柄名分売価格始値騰落率
ディーエムエス1,911円2,061円+7.8%
オールアバウト663円710円+7.1%
GameWith1,142円1,210円+6.0%
神姫バス3,379円3,575円+5.8%
IPS1,125円1,178円+4.7%

始値で売って損したランキング

立会外分売で当選した株をその日の始値で売って損した銘柄上位

銘柄名分売価格始値騰落率
ニッポン高度紙工業1,131円1,098円-2.9%
ヤマシタヘルスケアホールディングス1,158円1,134円-2.1%
MS-Japan1,462円1,432円-2.1%
ベクター282円277円-1.8%
ヒガシマル1,042円1,025円-1.6%

最後に

2019年は件数は少なくなりましたが、始値での平均騰落率は+1.6%と2018年よりも良かったです。10月以降の立会外分売ははぼ負けなしとなっており、年後半の地合いの改善が大きかったとみられます。

関連記事>>2018年の立会外分売を振り返ってみる。勝率や平均騰落率は?最も儲かった銘柄と損した銘柄は?

2020年に向けて

SBI証券の手数料変更によりHYPER空売りの強制決済での返済が難しくなるので、その影響がどの程度あるのかが最大の関心事です。2019年の良好な環境でも信用銘柄の平均騰落率は+1.3%程度しかないので、2020年は2019年に比べるとしんどい年になりそうです。

関連記事>>SBI証券の手数料変更で立会外分売への参加が激減しそう【ハイカラ利用者は注意】

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